私がインターンをしたのはダウンタウンのMarriott hotel 系列のRenaissance というホテルの人事部です。大学の専攻が人事だったこと、またホスピタリティの分野の人事に特に関心があったためその分野を希望しました。私が担当として毎日行っていた仕事は、主に人事部から従業員向けた社内報の作成(pptを使用。決まった項目の情報の更新、レイアウト、印刷し他部署に配布)と書類(従業員の方の労働組合関係の書類、履歴書、給与、評価等に関係する書類)のファイリングの2つでした。特にファイリングは比重が多く、6週間で全社員(200人程度)の名前がだいたい把握できるくらいの量の書類を処理しました。その他は社員の方から随時頼まれた仕事(コピー、名札作成、郵便物の作成、イベント用品の準備、お使い等)を行っていました。仕事自体は英語力を問わず難なくできる簡単な仕事が多かったです。わからないことも聞けば丁寧に教えてもらえました。私は人事部という自分の専攻である、興味がある分野で働くことができたため、仕事内容に関わらず書類や同僚の話等周りの環境から実際の人事部の仕事内容や日本とカナダの人事制度の違いについて一部でしたが知ることができ、とても楽しんで過ごすことができました。社員の方はもちろんカナダ人、もしくは移民してしばらくたっている人達だったため、ESLとは違い、カナダ人が日常使用している英語に触れることができました。仕事を始める前は自分の英語力で仕事の指示がわかるか不安だったのですが、日本もカナダもだいたい事務作業で求められることは似ているため理解は難しくありませんでした。ただ、複雑な指示になってくるとやはり何度も聞き返さなければいけなかったり、こちらも何度も説明しなければいけなかったりすることが多々ありました。
また、日本とカナダのビジネス文化の違いを知ることも貴重な経験でした。例えばこちらの人は基本的に私生活を大切にする権利が社員の方に認められているという雰囲気があり、仕事が残っていても残業はしない(私の部署の人は毎日きっちり5時に帰っていた)、1ヵ月近く休みを取ることもできます。また、急な残業を頼まれているときも「今日は用事があるから」とさらっと断っている社員の方の姿もよく目にしました。
結局のところインターンをする利点は、ESLとは違いカナダ人の社会の一部に溶け込むことができるということだと感じました。それは私がインターンをすることを選んだ理由でもあり、経験してみて改めて実感したことでもあります。それは英語を勉強する、という意味でも有意義ですし、これから社会に出るにあたって日本というひとつの文化圏の中の仕組みだけではなく、違った文化圏の仕組みを体感することで、自身が身を置いている社会を相対化して、違った視点で考えることができるプラスの経験になると思います。